チャリティー:千羽鶴 to HEAL JAPAN!

healthebay

2011年04月06日 14:17

気が付けば、またもや日がたってしまって、もう4月・・・

ハッピー(幸せ) アース(地球) マンス(月、ムーンじゃないよ)!

その前に、っていうか4月になる前日=3月31日に、Heal the Bayの友達と日本の地震・津波・原発などでの被害者のためにチャリティーパーティーを行いました。

約一週間で決めて、準備して、決行!という、すごい無理っぽい計画を立てたけど、☆今☆やらないといけない! 今、ヘルプが必要だし。今寄付しても少し時間立たないと届かないわけだし・・・やっぱり今やらなければ!ってことで、やりました! こんな小さな友達だけでやったチャリティーなのに、1200ドルも集まりました! すごい! 愛の力 お料理の材料もファーマーズマーケットで寄付していただいたし。いろいろな人がいろいろな仕事に貢献してくれて、気前よく、笑顔で、楽しく、ポジティブなエネルギーでみんな参加してくれました。

どんな感じでこのチャリティーイベントが進んで行ったかを、ヒールザベイのブログなんだけど、ここに書いておこうと思います。

日本のために何かやりたいけど、できるかどうか・・・チャリティーとかやりたいけど、どうなの?って方たちが参考にしてくれたらいいなって思います。っていうか、かなり適当だけど、かなり真剣に愛も思って進めていきましたよ! それもこれも、Heal the Bayでボランティアしてるから可能になったことです。っていうより、ボランティアを通していい友達が出来て、その人たちのおかげです。本当に感謝


3月18日金曜日(お昼ごろ): 
Heal the Bayのメリッサちゃんから電話が入る。「前にUCLAの○○クラブのためにやったチャリティーパーティー覚えてる? あれ大成功だったじゃない? だから、日本のためにもやろうよ!絶対成功するよ! やる気ある?」と聞かれて、「あったりまえじゃ~ん!」ってことで、とりあえずミーティングの日にちが決まったらまた連絡ということで、3分も立たないうちに電話を切る。

3月21日月曜日: 
「火曜日の夜あいてる? うちでミーティングするよ! 夜9時に集合!」・・・え?夜の9時? 時間足りるのか・・・とおもいつつOKする。

3月22日火曜日夜9時5分すぎくらい:
「ごめ~ん! ちょっと遅刻しちゃったよ!」といいながら中へ入っていくと、「っていうか、一番のりだよ」と言われる。 で、結局9時半くらいだろうか・・・人が何人か集まる。 といっても、この人たち、このデッカイ家にすんでる全員ルームメイトたち! 

とりあえず、メニューを考える。 やっぱりご飯作ったり食べたりが楽しいモンね。 ってことで、日本食メニューを考えながら盛り上がる。 

前菜: カッパ巻きとかアボカド巻き、枝豆 
メイン: 炊き込みご飯、キンピラごぼう、なすの味噌炒め、豆腐のマリネ
デザート: 餅ケーキ(まだわかんない)、小豆プリン、バニラアイスwith 餡子と緑茶パウダー


材料はファーマーズマーケットで寄付してもらおう! ってことでビーガン・ベジタリアンな食事となる。

日にちやら、寄付金とどこに寄付するか、などなど、細かいディテールを決めるんだけど、いろいろ考えたり、リサーチしながら、ニュースとかから消えてしまう前にやろう!(残酷だけど、新しいニュースがどんどん出てくるし、ここはアメリカだし、日本のニュースは消えていくであろう・・・)ってことで、約一週間後の木曜日! 3月31日木曜日に決定! 

え? 1週間で準備とか全部するの? っていうか、1週間で人を招待できるのか? まぁもちろん、ここは普通の家だし、庭でパーティーといっても、40人から50人きたら、混みこみ状態・・・・ってことで、30人から40人きたら嬉しいね。って目安を決める。 

ここでお約束: 全員、必ずその日か次の日にフェイスブックで友達にイベント招待状を送る。

で、内容にはいる。とりあえず、受付テーブルと寄付用テーブルとご飯用のテーブルの確保、食べ物の材料をリストする人、ファーマーズマーケットに行くチーム、その他の買い物チーム、ご飯を作るチーム、音楽担当、チラシやロゴの担当、原子力エンジニアとのディスカッション(←え? 誰がエンジニア?)・・・ その担当者を勝手に決める。←ココがポイントです。 勝手に決めるんです。 この人たちのすごいのは、ポジティブ前向きな素晴らしい心を持ってるだけではなく、ちゃんとリソースがある。 そう、この原子力について語れるルームメイトまでいるですよ! どうやら、大学での専攻が原子力エンジニアだったそうな・・・ それに、ここのルームメイトたちはほぼ全員環境系やら政治系やらアクティビストで、こういうチャリティーイベントや、その他の非営利団体などについて、本当に詳しい。 本当に素晴らしい! 

ということで、パーフェクトなチーム(無許可)ができあがった。(仮想中

そして、問題はどこに寄付をするか。

今回の義援金について、いろいろな情報が入ってきてたし・・・携帯から某有名非営利団体に寄付すると3ヶ月以上凍結されて今すぐ助けられない!とか、「日本へ義援金」って選んで寄付しても、余った(余るかわかんないけど)お金は他の国の被災地へ行ってしまう!とか、直接被害者を助けるための金額というかパーセントがグループによりけり違うしさ・・・・ ってことで、リサーチして話し合ったりした結果、インターナショナル・レスキュー・コミティー(IRC)というグループに決定。 このグループは90%以上ちゃんと被災地にお金とボランティアを連れて行くし、そのお金が尽きるまで最後まで被災地に残って出来る限り助けるそうです。 

他のグループとかは、なんとなくキリのついたとこで引き返し、あまった義援金を他へ回すとか・・・もちろん、非営利団体だってお金が必要です。お給料貰ってちゃんとフルタイムで働ける人材も必要だし、オフィスに必要なものも購入しないといけないし、ウェブサイト作るのだって無料だないだろうし・・・ 

プラス、このIRCは、ウェブサイト上で自分たち用のキャンペーンページまで作れる! ということで、作ってみた

1,000 Cranes to Heal Japan!

千羽鶴で日本を癒すってタイトルですが、お気づきかも思われますが、ヒールザベイ関係者が多い(って私含めて3人)ので、Heal the BayもじってHeal Japan! 笑えるような笑えないような・・・

そして、目標金額をどうするか・・・ってことで、まぁ1週間だし、たぶん30人くらいしか来ないかもしれないし、この景気悪い中だし、500ドルくらい? って話してたら、スーパーポジティブなメリッサちゃんは、NO! 1000ドル!!!! って張り切って言い出したので、「まじ?」って思ったけど、お金ある人はあるし、目標は高くした方がみんな張り切る!ってことで、1000ドルにした。

で、その時、日本人の私としては、1000? 千羽鶴?ってことで、タイトルに千羽鶴をくっつけて、で、グーグルイメージで折り鶴の写真をさがして、このキャンペーンページにくっつけた。ペト。



そして、この日の決めたことは全部Google Docに書き込んで、関係者全員(仮想関係者含む)にGoogle Docのリンクを送って、このキャンペーンの寄付リンクをフェイスブックのイベント招待状にくっつけて、とりあえず、ミーティング終了。

12時ごろ帰宅: フェイスブックで招待状送る。

3月23日水曜日:
なんと、鶴の写真に文字が!


どうやら、グラフィックデザイナーのお友達に作ってもらったそうです。素敵!

さらに、フェイスブック見たら日本語が付け足されてる! 「あれ? 私日本語で書いたっけ?」ってちょっと思ったけど、私じゃないんですよ、おくさん! このグラフィックデザイナーのお友達が日本語訳をつけてくれたらしい。素晴らしい訳です。私なんかより上手♪

3月26日土曜日: 
日曜日のファーマーズマーケットに間に合うように、お料理の材料リストを作り、みんなに送る。
さらに、フェイスブックのない友達や仕事関係の知り合いにもメールで招待状を送る。 何人かから返事がきたけど、「行けないけど、寄付するわ!」とか、「他のとこに寄付したよ!」というメールが来た。 ちょっと残念だったけど、みんなそれなりにいろいろ日本のためにしてくれてるんだと思って嬉しかった

3月28日月曜日: 
サイラちゃんからファーマーズマーケットで野菜を寄付してもらう時に使うチラシがメールで転送される。
素晴らしい!!! なんて素敵なのかしら、この人たちは!! とまた感動する。



そして、夕方郵便箱を見にいったら、昔の同僚のリサと旦那のディーンから私宛てに25ドルのチェックが届いた!

でも、本当はIRC宛てにチェックを書かないと・・・って思って、メールしてそのことを伝える。 でも、もしよかったら、これを現金にして、お料理の材料を買いに行っていいかと聞いてみると、「もちろんよぉぉぉぉ!!!」ってことで、25ドル材料費ゲット! 

ありがとう、リサとディーン

3月29日火曜日の午後6時すぎ:
サイラちゃんから電話が来て、カルバーシティーのファーマーズマーケットにいるってことで、私も近所なので急遽参加。どうやらみなさん、皆良い人で、気前よく野菜を寄付してくれました。 サイラちゃんと、その彼氏のライアンは、もうすでにオレンジを一袋(5キロ分くらいのね)をBernard Ranchesから寄付して頂していただき、Cage-free(檻に入っていない), vegetable-fed(野菜など動物性ではない餌を食べて育った鶏)の卵を1ダースもどこからか寄付していただいて、アボカドも2つと、パージャンきゅうり(日本のきゅうりよりぜんぜん大きいです)も1本頂いて、Finley's Organic Farmからは店じまいに来たらいくらでももってっていいよってことでそちらへ向かい人参2束、 さらに一番北側で西側にあるお店からも人参二束頂きました。

ありがとうございます!

そして次の日
3月30日水曜日朝10時ごろ:
メリッサちゃんとサンタモニカのファーマーズマーケットで待ち合わせして、まずはコーヒーを買って飲み、足りない材料の確認。 そうそう、ナスは季節はずれなので、ナスの味噌炒めを急遽やめて、とりあえず、ファーマーズマーケットを歩きながら、もう一品決めようということになった。さらに、サイラとライアンは私と別れた後アボカドをもう二つ頂いたらしく、計4つあった。でも、アボカドって寿司にもサラダにもなんでも使えるから、あと2つくらいあったらいいねってことになる。 

コーヒーを飲みながら一番近くのファーマーに声をかけてみると、「あ! 昨日違う子たちが来たよ! オレンジを一袋寄付したよ、うまくいくといいね!」ってBernard Ranchesだった! さんきゅ~~~~

それから、いつもお世話になってる日系のファーマーYasutomi Farmsへ向かい、チャリティーのこと話したら、「どんどんもっていって!」ってな感じだった! でも、30人から40人くらいのチャリティーディナーなもんで、あんまり沢山頂いても余っちゃうし、とりあえず、日本のきゅうりを2袋(計6本くらい)、大きくてあま~い大根1本と大根の葉っぱ4本分頂きました。 そして自分のお買い物もしちゃった。ニラがおいしそうだったし♪ っていうか、大根も買いたかったけど、ちょっと重たくなるし、まあ次ってことで・・・ なんたって、ここの大根、本当に甘い! 葉っぱの方から根っこの先まで全部! 水あめが大根で作れるわけだよね・・・って信じることができるよ。ってことで、人参も沢山あるし、あまい新鮮な大根もあるし、前菜にベジタブルスティック追加! 味噌マヨネーズをつけていただくことに♪ そして、大根の葉っぱも沢山もらったし、ナス味噌炒めの代わりに大根の葉っぱと油揚げの炒め物に決定!

そして、次はオーガニックアボカドをGarcia Organic Farmで頼んでみたけど、次の日に使えるようなアボカドがなかったので、タンジェリンオレンジを一袋(こちらも5キロとかね、もっとかな?)寄付してくれた! すごい甘くておいしい! そうもしてる間に、メリッサちゃんは次のビーチクリーンへ行かないといけないってことで、私一人のこって、アボカド探し。 海側に歩いていったら、いい感じな色のアボカド発見! 聞いてみたら、「う~ん、明日は微妙だな・・・ まぁこれもってきな!」ってことで、3つも頂いた!  Pedro Gallardoさん、ありがとう!!!

家に戻って、お正月の余りのオーガニック小豆を茹でる。 デザート用。 かなりうまくできた! メリッサがプリンを夜作るかもしれないって言ってたから、夜、サイラちゃんに仕事帰りによってもらって、家に持って帰ってもらった。

当日:
朝10時半すぎにサイラちゃんとミツワへ買い出し。実は前日にニジヤへ行って、いろいろと値段のチェックをしたので、ミツワのと比べながらお買い物。 次にニジヤへ行って、5パウンド(2.5キロくらい)のオーガニックニジヤ米ゲット。あと残りの材料ゲット。ミツワとニジヤのお買い物55ドルほど。 リサとディーンから25ドル寄付してもらってるので、実費で30ドルほど。 とりあえず私は自宅に帰る。サイラは自分の家(パーティー会場)のお掃除。

私も仕事そっちのけでクッキングに入る。 ずっとずっとずっとお料理。そして時間になり、パーティー会場サイラとメリッサ宅へ移動して、またお料理。 まずは、メリッサがすでに作ったトロピカルなウォッカカクテルを飲んで乾杯。 それから、お寿司用のご飯を鍋で炊き始め、野菜をすごい勢いでみんなで切り始め、結局私はず~っとひっきりなしお料理することになる。

そのうち、どんどん人が来て、気が付いたらもう開始時間過ぎてた! あわてて、みんなに寿司の作り方YouTubeを見ながら巻き寿司を作らせる。かな~りあやしかったけど、みんな楽しんで巻き巻きしてたので、形はどうであれ全部美味しかった!

そうそう、そんな中、グラフィックを担当してくれた人が、「今夜の材料費にあてて欲しい」と30ドル現金寄付。「え、いらないよ! 私達割り勘したし」と言ったけど、「じゃあこれも割り勘にして分けてよ。料理ずっとしてるんでしょ。俺はしてないからさ」って。なんてかっこいい男んだ、ちくしょー(嬉涙) ってことで、材料費はすべて寄付されました。すばらしい! まあ私も自分の家にあった材料を沢山使ったので、私も寄付したことになるかな? しかも、ほとんど全部オーガニックだし! オーガニックでベジタリアンなお食事で、よくやりました、私たち。 お~いえい!

まあそんなこんなでパーティーが始まり、早く来て早く帰った人と、遅くに来た人と、全部で40人近くはきてくれたんじゃないかなって思う。まぁ私達オーガナイザー含めてだけど。 1歳の子供と2歳の子供も含めて、私の友達13人も来てくれた! これなかった人も寄付してくれた! そして、他のオーガナイザーの友達も沢山手伝ってくれて、参加してくれて、本当に感動した。 仮想したパーフェクトチームは実際のチームになったし。 なんともいえない感動。涙でそう

このパーティーの最後には、1分間の黙祷をした。 泣いている人もいた。

みんか感受性が豊かで、同情心がとても強く、心温かくて、ポジティブで、こういう人たちが友達で私は本当に幸せ者だと思う。 そして、やればできる!という、忘れてしまっていた希望を持つことが出来た。 っていうより、みんなに教わったと思う。 

なんで人間って年をとるににつれ、希望がなくなっていっちゃうんだろう。 もちろん全員じゃないけど、失望という暗闇が希望という光をどんどん消しちゃうじゃない? 

でも、やればできる。 みんなで協力しあったらできないことはない。希望の光もいろんな人のをくっつければ大きくなって、どんどん明るくなる。

日本もみんなで協力しあったら乗り越えられる!って信じてます。
本当にこれから大変だと思うけど、ぜったいに乗り越えて欲しいです。

1200ドルって少ないお金だけど、でも、私たちみたいにチャリティーイベントをやっている人たちが、ロサンジェルスに本当に沢山います。アメリカ中、世界中で沢山の人たちが小さいながらもチャリティーイベントやって、がんばってます。 困った時はお互い様。 そして、塵もつもれば山です。 その山の一部に協力できてよかった


追伸:
あ! そうそう、折り紙の鶴なんだけど、折ってた人もいたかな・・・
まあこのイベントは実際の千羽鶴を作るってより、千ドル作るイベントだったので、目標達成! 願いはかなうのだ!

追伸2
最終的なディナーのメニュー
前菜: カッパ巻き、アボカド巻き、かんぴょう巻き、枝豆、大根と人参のベジタブルスティック 手作り味噌マヨ付き
メイン: 炊き込みご飯(10合くらい鍋で一揆に炊いたよ!)、キンピラごぼう、ひじき、揚げ豆腐とうなぎのたれ(鰻抜きなので照り焼きソース?)、揚げ豆腐ときのこソテー、大根の葉っぱと油揚げの炒め物
デザート: 小豆プリン (メリッサちゃん特性メキシカンスタイルの濃厚なプリンにキャラメルソースの上に私の煮た小豆、そしてプリンミックス - たぶんこれが一番のヒットたっだと思う)、オレンジ



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